昨夜、久しぶりにスマホの通知音が鳴りました。
画面を見ると、離れて暮らしている息子からのLINE。
「おっ、どうした?」と少し驚きながら開いてみたら、意外な相談が書かれていたんです。
「今度、会社の接待があってさ。ちょっといいお店、知らない?」
……接待!? うちの息子が!?
あの学生時代、カップ麺とコンビニ弁当で生きていたあの息子が、今や会社の顔として誰かをもてなす立場になったのかと思うと、なんだか感慨深い気持ちになります。
詳しく聞いてみたら、相手は「社長」なんだそうです。
一人あたりの予算は2万円以内で、ワインの美味しいお店を探しているとのことでした。
いや~、これはなかなかハードルが高い相談だよね。
でも、こういうときのために、バブル世代でよかったって思うんです。
私の若い頃には、接待なんて当たり前で、よくそういうお店も行ってたから、候補がいくつか頭に浮かんできました。
「ここは料理もワインもレベル高いし、雰囲気も落ち着いてておすすめだよ」とか、
「この店はソムリエさんの接客が抜群。社長クラスなら印象に残ると思うよ」なんて感じで、いくつかピックアップしてLINEで送りました。
ちょっとテンション上がって、自分が接待するわけでもないのに、調べ始めたら止まらなくなっちゃって(笑)
そしたら息子から「2次会もあるかも」なんて話が追い打ちで来ました。
それなら、とっておきの情報も伝えておきました。
「クラブも選択肢にあるけど、あれは高いぞ。父さんも数回しか行ったことないけど、財布がすぐ軽くなるから気をつけな」って。
ちょっと笑いながら送ったら、「了解(笑)」って返ってきたのが、なんだか嬉しかったです。
普段はあまり連絡をくれない息子だけど、こうやって困ったときに「父さんに聞いてみよう」と思ってくれたことが、親として何より嬉しかったんですよね。
少しずつ大人になって、社会の中で役割を果たしているんだなぁと実感しました。
きっと彼も、いつか後輩に同じようにアドバイスをする日が来るんじゃないかな。
なんだか久しぶりに、私も昔よく通っていたワインバーに行ってみたくなりました。
息子のおかげで、ちょっと懐かしい気持ちになった夜でした。
同伴出勤やアフターは次回教えよう笑