毎年この季節になると、実家の山では自然とふきのとうが芽を出します。
春の訪れを知らせる山菜として知られていますが、我が家ではふきのとうは食べず、もっと成長して「ふき」になってからいただくのが習慣になっています。
しかし、世の中にはふきのとうの独特な風味が好きな人も多く、毎年この時期になると「ふきのとうの季節が来たね」と楽しみにしている友人が何人かいます。

そうした経緯から、ここ数年は毎年恒例のイベントとして山に入り、ふきのとうを収穫して友人たちに届けるようになりました。最初は「せっかく生えてくるのだから、欲しい人にあげよう」というくらいの気軽な気持ちでしたが、いざやってみるとこれが意外と楽しいのです。
山の中を歩きながら、ふきのとうが顔を出しているのを見つけると、ちょっとした宝探しのような感覚になり、「お、今年もいい感じに生えてるな」とワクワクした気持ちになります。
ふきのとうは、天ぷらやふきみそにして食べるのが定番のようです。
友人によると、ふきみそは細かく刻んだふきのとうを味噌、みりん、砂糖などと炒めて作るものらしく、ご飯にのせたり、おにぎりの具にするのが美味しいとのことです。
特に、焼きおにぎりに塗って香ばしく焼き上げると、一層風味が引き立つそうです。聞いているだけでも美味しそうな気がしてきます。
また、ふきのとうの天ぷらも人気の食べ方で、シンプルに衣をつけて揚げるだけという手軽さも魅力のようです。
揚げたてはサクサクとしていて、ほのかな苦味がクセになるとのこと。塩をふってそのまま食べるのが一番美味しいと教えてもらいましたが、天つゆにつけて食べるのも良いらしく、春の味覚として楽しんでいる人が多いようです。
他にも、ふきのとうを使った料理を調べてみると、パスタや炒め物など、意外と幅広いレシピがあることが分かりました。
例えば、オリーブオイルでにんにくと一緒に炒め、そこにふきのとうを加えれば、少し大人な味わいのパスタができるそうです。また、ベーコンや豚肉と炒めることで、ふきのとうの苦味が和らぎ、食べやすくなるという話もありました。
こうしてみると、ふきのとうは和食だけでなく洋風の料理にも活用できる食材なのかもしれません。
ただし、ふきのとうは独特の苦味があるため、下ごしらえが重要だということも分かりました。
特に、苦味が苦手な人は一度さっと茹でてアク抜きをすると、食べやすくなるようです。ふきみそや天ぷらにする場合でも、下茹でをすることでよりまろやかな味わいになるのだとか。
こうした一手間を加えることで、ふきのとうの美味しさを存分に楽しめるのかもしれません。
それだけ美味しいと言われると、試してみたい気持ちにもなるのですが、やはり子どものころからの習慣というのはなかなか変わらないものです。
我が家では、ふきは食べてもふきのとうは食べない。きっとこれからも、私は収穫する側として楽しむことになりそうな気がします。
そんなわけで、今年もそろそろ山に行く時期がやってきました。
春の空気を感じながら、ふきのとうを探し歩く時間は、日常とは少し違う、ちょっとした非日常の楽しみでもあります。
そして、それを楽しみにしている友人たちのために収穫し、届けるのもまた、この時期ならではの喜びのひとつ。今年もたくさん採れるといいなと思いながら、そろそろ山へ向かう準備を始めようと思います。
by torezu

材料(大5~6個人分)
ふきのとう / 大5~6個
サラダ油 / 適量
★調味料 /
味噌 / 大4
砂糖 / 大3
みりん / 大2
レシピを考えた人のコメント
春になると作る、ふきのとう味噌です。
ご飯にもすごく合いますし、そのまま食べても、おつまみにしても美味しいです。灰汁さえ抜けば手軽に作れますよー。
詳細を楽天レシピで見る→
━━━━━━━━━━━━━━━━━━…
↓↓ ポイントが貯まるレシピ サイト ↓↓
>>最短約 30 秒!▼無料▼会員登録<<
━━━━━━━━━━━━━━━━━━…