スノーボード 60歳から

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スノーボード60歳から

先日、取引先の方と打ち合わせをしていたとき、何気ない雑談の流れで「スノーボードが趣味なんですよ」という言葉が飛び出した。

正直、目の前にいるのは65歳くらいの男性。スノーボードと言えば、若者がゲレンデを颯爽と滑るイメージが強いから「まさかこの年齢で?」とびっくりしてしまった。

それだけでも十分驚きなのに、この方は「毎年シーズンになると、朝イチでゲレンデに立つのが楽しみ」と言う。しかも、一人で練習に行くことも多いらしい。最初は友人と一緒に始めたスノーボードだったけれど、上達するための練習は「人に頼らず、自分でとことん滑って転んで学ぶ」のだそうだ。

年齢を重ねても自分の好きなことを見つけ、それをとことん楽しむ姿には、本当に頭が下がる思いだ。難しい技術もいとわず、雪山に通い続ける姿勢を想像するだけでワクワクする。65歳にして、まるで駆け出しの若者のような情熱を持っているなんて、人生の楽しみ方って年齢だけじゃないんだなと改めて感じた。

「自分が好きなことなら、苦労も努力も苦にならないんだよね」と、その方は笑う。その言葉には、長年生きてきた経験値と、好きなものを突き詰める貪欲さの両方が感じられた。まさに“上達するために努力を惜しまない”という言葉がぴったりの人だ。

何かに一生懸命になっている姿を見ると、自分も「もっと頑張らなきゃ」と思わされる。ときには寒さで体がこわばる日もあるだろうし、一度転んだら若いときより回復に時間がかかるかもしれない。それでもゲレンデに向かうのは「単純にスノーボードが楽しくてしょうがないから」。

そのまっすぐな理由に、こちらまで気持ちが熱くなる。

人生は長い。だからこそ、年齢を理由に何かを諦めるにはもったいない。むしろ一歩踏み出してみたら、想像していなかった楽しみ方や刺激を味わえるかもしれない。実際、彼のような姿を見ていると、「いつかやってみたい」と思っていたことは、年齢を気にせずトライしてみるべきだと思えてくる。

取引先のその方とお話ししたあと、改めて自分の好きなことややりたいことを考えてみた。結果、気づいたのは「もっと貪欲に楽しんでいい」ということ。

仕事に追われているうちは、自分の趣味の時間を捻出するのは難しいかもしれない。でも「大変だけど楽しいから苦にならない」と言える何かを、自分も作っていきたい。

60歳を過ぎてもスノーボードを楽しむ。そのエネルギーと挑戦心は、まさに人生を充実させる鍵なんだろう。よし、次のお休みは自分も新しい趣味の第一歩に挑戦してみよう。

そう思えるきっかけをくれた取引先の方に、心から感謝したい。

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