新入社員配属先 愚痴

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新入社員配属先愚痴

この春、うちの娘もついに社会人デビューしました。
入社式の写真を送ってきてくれた時は、なんだかスーツがまだ着慣れてなくて、ちょっとだけ肩に力が入ってる感じが初々しくて、「ああ、本当に大人になったんだなあ」としみじみ。

そんな娘から、ある日の夜にLINEが。
「仮配属、思ってた部署じゃなかった…地味だしテンション下がる…」と、まあまあの愚痴モード。
希望していたような華やかで人と関わる感じの部署ではなく、データ処理とか書類作成が中心の、いわゆる“裏方”っぽい部署だったそう。
若干落ち込み気味のスタンプと一緒に、ちょっと不満げなメッセージが連投で送られてきて、ついつい笑ってしまった。

でも、気持ちはものすごくわかる。
私にもそういう時代、確かにあったから。

今でも覚えてる、新入社員の配属発表の日。
当時の同期とこっそり集まって、「〇〇課は若手でも活躍できるらしいよ!」「△△部は課長が怖いらしい」とか、「えっ、あそこ行きたかったのに…」「え〜!そっちいいなあ!」なんて、あれこれ情報交換しながら一喜一憂してた。
今思えば、あの時間も青春の一部だったなぁなんて思うんだけど、当の本人たちはそれどころじゃなくて、希望と現実のギャップに右往左往してたよね。

でも、時間が経ってから気づくんですよ。
最初の配属先って、自分にとっての“最終目的地”じゃないってこと。
むしろ、そこでの経験が意外な強みになったり、人間関係が後のキャリアの土台になったりする。
私自身、あんまり人気がなかった部署に配属されたけど、そこにいた先輩が本当に優しくて、上司も部下をちゃんと見てくれる人で。
毎日派手さはなかったけど、落ち着いて仕事を覚えられたし、同期よりも早く一人で案件を任せてもらえた時はすごく嬉しかった。

だから娘にも、「会社を辞めるつもりがないなら、今はまず笑顔で頑張ってごらん」って伝えた。
「愚痴をこぼすのはいいけど、それを外に出すタイミングと場所はちょっとだけ考えてね」って。
職場の人間関係って、最初の印象が意外とずっと残るから。

もちろん、家では愚痴っていいんです。大歓迎。
親の特権って、そういう“避難場所”であり続けることかなって思ってる。

まだ右も左も分からない時期だから、何が自分に合ってるのか、何が向いてないのかも分からなくて当たり前。
でも、その「なんか違うかも…」っていう違和感を感じられるのも、ちゃんと頑張ってる証拠なんですよね。
何も感じなければ、そもそも愚痴だって出てこない。

というわけで、春の配属で少しモヤモヤしている全国の新入社員さん。
「地味」と思ったその場所が、数年後には「あの経験があってよかった」と思える、人生のターニングポイントになるかもしれません。
どうか、目の前の一歩を、焦らずゆっくり歩いてみてください。

そして、愚痴をこぼしたくなったら、LINEでも、電話でも、ちょっとだけ話せる“誰か”に頼ってね。
親は、いつまでも応援団ですから。

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