今朝、いつものようにラジオを流していたら、「今日はダイアナ・ロスの誕生日です」なんてDJが話していた。
へぇ、3月26日生まれなんだ。正直、そんなに詳しくないけど、なんだかほのぼの。
ダイアナ・ロス。
名前も声ももちろん知ってるし、代表曲はいくつもあるけれど、思い返すと、自分の人生のあちこちに彼女の歌が静かに寄り添ってくれていた気がする。
一番印象深いのは、やっぱり「Ain’t No Mountain High Enough」。
元気がないときや、なんとなく前に進みたいのに足が止まってるような時、この曲を聴くと自然と背中を押される感じがする。あの力強くてしなやかな歌声には、不思議と勇気をもらえる。
とはいえ、彼女のキャリアはソロだけじゃなくて、シュープリームス時代も忘れちゃいけない。あの頃のモータウンサウンド、最高だった。
「Baby Love」や「Stop! In the Name of Love」なんて、イントロが流れた瞬間に体が自然にリズムをとってしまうし、あのキラキラしたサウンドは今聴いても全然色あせてない。
当時はリアルタイムで聴いていたわけじゃないけれど、青春時代に友人から勧められて聴いたあのレコードの音、今でも覚えている。
モータウンの音楽って、どこか前向きで、華やかだけど切なさもあって。シュープリームスはその象徴みたいな存在だったと思う。
ダイアナ・ロスの歌声がその中心にあったからこそ、あのサウンドがさらに輝いていたのかもしれない。
ふと思い出すのは、若いころで、カラオケ屋さんで友人と一緒に酔っぱらって「You Can’t Hurry Love」を歌ったこと。
英語は適当だったけど(笑)、とにかく盛り上がって、拍手が嬉しかったな。
あの頃は意味なんてわからなくても、ただ音の持つ力に夢中になっていた。
今、改めて聴くと、ダイアナ・ロスの歌には“時代を超える力”があると感じる。
若い頃に聴いて楽しかった曲が、大人になってから聴くと、少し切なく胸に染みたりする。そういう変化を楽しめるのも、長く愛されている音楽ならではかもしれない。
今日はなんとなく、そのまま一日ダイアナ・ロスをBGMにして過ごしている。
カフェラテ片手に、Spotifyでプレイリストを流しながら、ちょっと懐かしい気分に浸ってる。
ダイアナ・ロス、誕生日おめでとう。
モータウンの時代も、ソロになってからも、あなたの音楽はずっと“いい感じ”で生きてる。
これからもふとした日常のなかで、何度でも聴きたくなると思う。